黒田の初心表明

 決めました。
 10月18日に僕のソロとしての初めてのCDを僕のレーベルから出します。
 9月に僕が敬愛するビデオカメラマンの夏野大介さんとスチールカメラマンの田中和子さんとちょっと日本を離れて、僕の曲用の映像と写真を取りに行きます。今作ってる音は、できあがったらどんどんライブで演るし、どんどんリリースして、全ての曲に映像をつくって、作品群はリリースします。
 ソロで歌いたいこと、の、きっかけになった岡村靖幸さんが曲を書いてくれました。VeryMuch 岡村靖幸FUNKです。詞は僕が書きました。何度も書き直して完成しました。アナザバージョンを作ることにしたら、そのサウンドには違うことばをのせたくなって、別の歌詞がついたものももうすぐ録ります。これもすこぶるかっこいいFUNK。
 ゲリラライブをやってみました。僕を聞きに来たのではない人たちの前で歌うのは初めてで、ものすごく刺激的でした。自分でも驚くような今までと違う歌が歌えたので、その夜インターネットの僕のページに、「今日こんなことをやってきたよ」と画質も音質もそんなによくないけれど、ムービーをのっけました。離島にすんでいるという子から、「歌ってる黒田くんをこんな突然見れて心臓が止まるかと思うほど感動しました。」というメールや、体がよわくてライブ行ったことないっていう子から「本当に新しい黒田倫弘を楽しんでやってるんですね。応援します。」というメールをもらい、掲示板にも、たくさんリアクションもらいました。正直めちゃくちゃ空気入りました。
 ソロ活動をしようと決めて、僕は歌うための・作るための・届けるための、そして受け取るための環境や方法について、本当にいろいろ考えたし、勉強しました。どこでどうやったら、こんな風にやりたいことができるんだろう。いままでの僕を知って、ソロをやるのならば楽しみに待ってますと言ってくれたファンの人たちと、まだ出逢えていない、そして絶対いつか出逢いたいそれこそものすごい数の人たちへ。不器用でも、本当にマジに、やりたいことやって、見せて、評価されたい。常に一番やりたいのはライブです。CDや映像作品ですら、ライブに来たいと思ってもらうためのツールだと思えるくらいライブが大切です。ライブで一人でも多くのお客さんに向かって、僕の生き様をさらけ出して、一人でも多くの人のパワーをその場で受け止めて、自分を満たしたい。
 その為の一歩がコレ。10月18日に「スリルバカンス」という岡村曲と初めての自作バラードが入ったMAXIシングルをインディーズで出して、12月20日にライブやって、来年は全国にツアーで行きます。

 黒田はどういう歌を歌うんだろう? そう思った方はぜひ店頭で名前を探してみてください。置いてなかったらお店に人にきいてください。全国流通にのっているので、問い合わせてくれれば手に入ります。聞いてもらえる切っ掛けはどんなものでもやってみたい。レーベル名はLeap Record。「とりあえず跳んじまえ!= Leap before you look!」のLeapです。あと、僕のホームページでも試聴できるようにするし。
 
2000年8月11日

黒田倫弘

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