黒田倫弘「Starting Over」
4月1日アルバム「Starting Over」リリース!


ButterflyKiss 藤枝 匠太さんより


1.Starting Over
 アルバムタイトルに選ばれたナンバーです、向かい風を浴びながら一歩づつ前に進む力強さを感じます。こういう大きなうねりの8ビートを出す事はセンスがとても必要なのですが黒田さんと共にバンドの素晴らしいロックグルーブを感じれます。キーボードもピアノとストリング、オルガンの使い分けがとてもかっこいいです。サビの上でうっすら鳴るストリングパッドのハーモニーがとても綺麗です。ギターもビンテージ感ある歪み具合がビターで大人のロックを彩ります。リフのアレンジもオープニングではアコギは聞こえないのに、アウトロではアコギがなっている部分など随所に味を発見出来ます。そして、黒田さんの歌詞に対する思い、気持ちの入れ方が素晴らしいです。とても前向きで再びここに戻ってきてくれて再スタートをしてくれる!ような希望がある「Starting Over 」を聞けます。

2 Fly High
 バンドの醍醐味、ドライブ感を楽しめるロックナンバー!サビへの入り方がとても気持ちよくシンコペーションに合わせてリスナーの気持ちも一緒に運んでくれます!歌、音楽のエネルギーがどこまでも高い場所に連れて行ってくれます。イントロから25秒でサビに到達するスピード感に驚きです!ギターアレンジにも注目です。歪み感のバリエーション、スムーズさ、フレーズの幅広さ、ライブでは馬場さん、一平さんのツインギターがより楽しみな楽曲です。ギターソロも艶っぽくフレーズもビンテージ感ある渋みを奏でるソロが聞けます。

3迷い星
 星空を見上げ夜一人歩いている人が「自分なのか」「あなたなのか」その景色を俯瞰でみる自分がいる。
 この曲を聴いて歌詞の世界に重ねてみると大切な人への思いが心の中から全身に流れていきます。
 ピアノの伴奏が歌詞に寄り添いフレーズも音色も黒田さんの歌と同次元の表現をしています、心情、景色、温度感、匂いを表しています。アコースティックギター、ピアノ、ストリングス、歌で作る至極のバラードです。
 言葉にならない息使い、フェイクにすら意味を感じ取れます、この先もずっと季節が巡る度に聞き続ける曲です。

4.Very Good Time!
 爽快感ある四つ打ち込みデジロックナンバー!90年代の黒田さんの姿も思い出せてくれる往年のファンには溜まらないアレンジとなっています。宇宙空間からおりてくるようなエフェクテイブな黒田さんのボーカル、シンセサイザーのアレンジからエレキギターと共にアコースティックギターがリズム楽器として鳴らされています。テクノとギターアレンジが見事に融合しています。サウンドクリエーターの僕にはこのアレンジは注目して聞かせて頂きました。Bメロからサビにかけてデイレイのようなギターがよりリスナーを踊らせてくれる要素になっていると感じました。
 ライブでは一体感あるステージ、お客さんの歌声がずっと響いていると思います。

5.6月のパレット
 軽快なリズムが心を弾ませてくるナンバーです。黒田さんの暖かい歌声に包み込まれながら散歩やドライブをするに最適な楽曲です。軽快なビート感、クリーントーンのギターとアコースティックギターがより暖かさを彩ります。温度感、質感、匂い、季節感が音色やビートから感じれるアルバムの中でも印象的な楽曲です。ナチュラルでありオシャレなテイストがあり個人的に大好きなナンバーです。

6いもるーぷ
 黒田さん自身が作曲からアレンジまで手がけたとても個性的なダンスナンバーです。
 この曲はいろんな事を想像していますが奇想天外なMVと共にお楽しみください!
 歌詞、言葉は敢えてライトかつキャラクター化してあります。まさにループ作用が沢山ある曲ですヘッドホンで一瞬聞いただけで表情、質感、景色が見たくるんです!その答えをMVで黒田さんから感じる事ができます。ぜひご覧ください!!

7.STAY GOLD
 黒田さんが今まで手がけてきたデジロックナンバー数多くの名曲がありますがSTAY GOLDはTOPに入るのではないでしょうか。イントロのベースとエフェクティブなドラムからのブレイク、疾走感あるイントロから歌の世界へ第一声から入り込みます、DUBSTEPのシンセサイザーと重厚なメタルギターサウンドと重厚なビート感が最高に気持ち良いです。歌える、踊れる、跳ねれる、リスナー側にするとライブでは必ず聞きたい曲になること間違いないと思います!

8.想
 幻想的なイントロから妖艶な黒田さんのボーカルとピアノが重なり合い重厚なバンドアレンジへと流れていきます。広がるピアノ、シンセパッド、ループドラム、フルートメロトンによるプログレ感、そして重厚なバンドサウンド。この楽曲ではキーボード、シンセサイザーの見せ場が多くより幻想的な空間を演出しています。3分過ぎのクラシカルでファンタジーな別メロでは今まで見れなかった黒田さんの祈りのようなボーカルが聞けます。情熱的な部分と白い息が見えるくらいの冷たさが表裏一体してる楽曲です。

9.TREASURE LIFE
黒田さんの人生観がリスナーにとって応援になっていると確信できる楽曲です。この曲でのメッセージは僕も含めて皆さん瞬間的に心に入ってくると思います。考え方、心の持ちようで明日から始まる未来をより充実して生きていけるよ!毎日自分を待ってくれてる人の為懸命に生きていこう。と感じずにいられません。このアレンジが更にリスナーを勇気づけてくれます。サビの入り方のシンコペやビート感、ギターアレンジ、キーボードにいたるまで馬場さんのアレンジを堪能できる楽曲です。

10. ピーターパンにはなれなくたって
 アルバム最後を飾るロッカバラードです、黒田さんのブルースを堪能できる楽曲です。
 歌、音楽は理屈じゃない自分のマインドと降ってくるものを気持ちよく作り上げる。自分の経験を過去現在未来すべての時から作り上げていくもの、1日1日の積み重ねる事はいろんな事が起きるけど自分を証明するものは歌、音楽であるという事を強く受け取れます。ライブではどのような場面でこの曲が聴けるのかとても楽しみです。