黒田倫弘「sprout」 |
ButterflyKiss・藤枝 匠太さんより 1.daughter beyond ashes 時を刻むようなアコースティックギターとピアノのリズム、リバービーなパーカッションの組み合わせがどこまでも広がります。前半はピアノのバッキングと繰り返される高音のフレーズがとても印象的です。2番になるとフレーズが変化していき黒田さんの歌の深み、力強さを増していきます。ラストは眠りにつくのような、夢の世界に入っていくようなフェルマータでとてもオシャレなエンディングです。
ライブ感溢れる素晴らしいアレンジです。グルーブ感溢れる黒田さんの歌とBluesとFunkyなアコースティックギターが素晴らしいアンサンブルを作り上げてます。この歌い方はまさに黒田さん独自のグルーブ感であり身体全身から出てくる表現者としての「気」を充分に堪能出来る楽曲です。
アコースティックギターのアルペジオが包み込むイントロから優しい黒田さんのボーカルが始まります。シーン、シチュエーションの中で歌いながら直接話かけているような歌に聞こえます。アコースティックギターアレンジ、アンサンブルの醍醐味の1つのパターンをこの曲で味わえます。とても贅沢なサウンドが聞けますエンディングのギターが自然に流れていく技に注目です。
5.99 BLOOD クラシカルなピアノとアコースティックギターが荘厳な雰囲気を作ってます。幻想的なロックを感じるアコースティックバージョンです。黒田さんの歌い方はアコースティックとバンドのミックスさせた倍音溢れる力強さを感じます。リバーブ感がありホールでアコースティックライブを聴いてるようなミックスです。Aメロの静寂感、幻想感から世界に惹き込まれます。
POPでゴスペル風なイントロでピアノとアコースティックギターのリズムバッキング、アンサンブルが素晴らしいです。原曲はデジロックでその世界も素晴らしいのですが、今作ではオシャレでシャッフルPOPとしてアレンジされています。長い間歌い込まれた黒田さんのボーカルとアプローチの斬新さを感じる事が出来ます。ピアノも派手で明るく煌びやかさを増していくところにも注目です。
切なさ、儚さを超えた美しいイントロ、温度感まで伝わるボーカル、ピアノ、アコースティックギター、ライブ感あるグルーブがとても気持ち良いです。アコースティックの醍醐味の1つに空気感がありますがこのアレンジでは演奏家が今どういう表情でライブをしているかまでリスナーに想像ができるライブの空気感があります。バラードの美しさと重なってこのアルバムの中では特に大事な1曲のような気がします。
1年前に新曲として聞けたCANDY DAYSが早くもアコースティックアレンジとして生まれ変わっています。壮快で軽快さがあり8ビートのバンド感もありステージメンバー全員の顔が浮かんできます。より歌声、歌詞、距離感を堪能できるアレンジです。とても素晴らしいメロディラインで僕も大好きな曲です。 9.想 原曲の荘厳さ力強さをアコースティックアレンジで継承しています。ピアノはよりクラシカル、リズムの力強さがあります。 10.プチブル〜Bulldog66〜 原曲はロックサウンドでバンドアンサンブルを堪能出来ますが今作ではカントリー風な心地よいアレンジとなっております。黒田さんのボーカルとアコースティックギター1本のアレンジを堪能出来ます。編成はシンプルですがこの曲ではボーカル、メロディを支える馬場さんの素晴らしいギターのバッキングパターンが堪能出来ます。間奏ではブールスハープも聞けます。
黒田さんから生まれた素晴らしいメロディと歌詞を全てのリスナーに届くために制作された素晴らしい作品です。「名曲」という名にふさわしい作品です。何回聞いても感動するし本当に勇気付けられるし、音楽の素晴らしさを感じます。まだ聞いた事のない方オススメです。今作ラストを飾る最高の作品です!ぜひコンサートで生でまた聞いてみたいと思います。
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